このLOVEHEARTS STORYは、院長池田優子が、その生い立ちから医師としての道を歩むまでの紆余曲折の半生を、ノンフィクションライターが綴ったものです。 2002年に発刊された本ですが、多くの女性に勇気を差し上げることができればと思い、ここに掲載させていただきます。

検事になりたい

「彼の悲しみがどんなものであろうと、わたしはそれを悲しく思い、それを和らげるためならば、多くのことを犠牲にしてもいいと思ったことを、わたしは否定できない」
(C・ブロンテ『ジェイン・エア』、中央公論社)

「もう一度やり直そう」。
そう決意した池田だったが、いきなり美容外科医の道に足を踏み入れたのかというと、そうではない。
「検事になろうって考えたんです。突拍子もないと思ったでしょう。
でも、高校時代のわたしが『女優になりたい』って言ってたのとは全然違うんですから(笑)。
実は小学校の卒業アルバムには「法学者になりたい」って書いたんですよ。
母は医学部受験をさせようと思っていたんですがね。
自分で言うのも変ですけど、わたしって"正義漢"なんです。
やる気も湧いてきたことだから、奮起してみるかと。
でも、法律の知識はゼロ。あまりに基礎が足りなすぎると思い、保留しました」
 女優への夢とあまり変わらない気もするが・・・・・・まあ、深くは突っ込まないでおこう。
わたしたちは彼女が一念奮起し、医師への道を選ぶことをすでに知っているのだから。