このLOVEHEARTS STORYは、院長池田優子が、その生い立ちから医師としての道を歩むまでの紆余曲折の半生を、ノンフィクションライターが綴ったものです。 2002年に発刊された本ですが、多くの女性に勇気を差し上げることができればと思い、ここに掲載させていただきます。

進学戦線異常アリ!

池田は小学生のときから、四谷大塚だけでなく、家庭教師の指導も受けていた。
科目は英語。先生は東京外語大学の学生で、英語はペラペラだった。
「中学に入って英語の授業を受けたときには、教師の発音の悪さに驚いたくらいです。
小学生のときにみっちりとしこまれましたから。
おかげさまで現在にいたるまで英語にはさほど困らなくて済んでます」
ところが、彼女のすばらしい英語力がもっとも発揮されたのは高校の定期試験ではなかった。
母親の汎子さんが懐かしそうに話す。
「あの日のことは絶対忘れられません。
わたしも親ですから、高校に入ってからの優子がなんとなくおかしいのはわかっていました。
当時は気づきませんでしたが、娘に成功して欲しいと思うあまり口うるさく説教したかもしれません。
娘はそれを束縛ととらえたのかもしれませんね......。
ある日、優子の机の上に残されたメモを見ると、英語でこんな言葉が書いてあったんです。
『I am not a marionette of Mother !』
(わたしはお母さんの操り人形じゃない!)
良かれと信じてやってきたことですから、さすがにショックでした。今となっては良い思い出なんですけども」